A.全く問題ありません。
楽器を弾くという事がボケ防止にどれだけの効果を及ぼすかを詳しく説明させていただきますが、例えば、スポーツなどは、競技の内容によっては体力的に一生涯続けることが難しいものがあります。
それにスポーツの場合は、年を重ねていくと体力の低下や衰えを感じて、年とともに技術(スキル)を向上させていくこともなかなか難しいと思いますが、何かしらの楽器(吹奏楽器は除く)演奏に関しては、体力の低下などの影響はほとんど受けません。
むしろ反対に、長年弾き続けるほどにテクニックの向上も望めますし、色んな経験を通して味のある演奏をすることも可能となってきます。
楽器を演奏するという事は、そうやって人の心を豊かにしてくれますし、演奏面でも成長して一生涯の友達として接することができます。
楽器の演奏は、味覚と嗅覚を除いた五感(視覚・聴覚・触覚)をフルに活用します。それが脳にとってはとても良い刺激になります。
スコットランドのセント・アンドルーズ大学 がおこなった調査では、 楽器を演奏することはボケ防止(認知症やうつ病予防)に効果的だとの 結果を発表しました。
アマチュアの音楽家と楽器未経験者を対象に単純な知能テストを受けた結果、 例えハイレベルでなくても普通に楽器を演奏できる人は、そうでない人と比べて 全体的に頭脳明晰で、間違いを発見して修正する速度が速く正確度も高いとのことが明らかになりました。
調査を率いたInes Jentzsch氏いわく「間違いを見つけて直す」というような 脳のプロセスは、老化からくる認知症やうつ病などを発症する時に 一番最初に影響を受ける所だそうです。
だからこそ三味線などの楽器を演奏することでこの第一段階を遅らせる、 もしくは食い止められれば、脳の衰えも防止できる可能性もあるという事です。
在籍されている高齢の会員さんを是非とも御覧になっていただきたいです。皆さんそれぞれ年齢不相応にお若く本当に輝いていますよ。
ある敬老会の舞台で私共が演奏でお邪魔した事がきっかけで三味線を始められた当時82歳だった方が2年後の84歳の時にはその敬老会で御自身が演奏を披露され、86歳の時には全国大会にまで出場された例もあります。
何かを身につけたい、誰かをあっと言わせたいと思うこと自体がすでにボケ防止になっていると思いますのであとは実行してみましょう!