Q&A

よくある質問と答え

A:
特に問題ございません。当会は他の楽器も全く経験した事のない方も大勢おられます。

 当会主が本場仕込みの技術を出し惜しみ無く、余すところ無く、基本から理論、応用に至るまで最良かつ最適なレッスンを提供します。

   また、会主以外にも精鋭の指導者がお一人お一人の目的に合わせてマンツーマンで付きますので自分のペースで安心して取り組む事ができます。 

    譜面が苦手な方、読めない方、譜面が無いと弾けない方にも確実に弾く事の出来るメソッドをご用意していますのでご安心下さい。

ご用意していただく物はスマホやタブレット等の録画、録音できる物、譜面で覚えたい方は筆記具をご用意下さい。

   お一人お一人の個性を最大限に活かした指導法、雰囲気、環境をまずは見学される事をお勧めします。

   どの教室にも半年~1年位の初心者の方が見えますので(その期間で)どれ程まで弾ける様になるものかを見学されて御覧になるのも宜しいかと思います。

A:レンタルの楽器を各教室に多数ご用意してございます。
 稽古場でのみ使用される場合は無料です。
 自宅に持ち帰って稽古される方は1日100円で貸出しを行っております。
 (糸は有料でご負担願います)

A:当会は 入会金5,000円、月謝7,000円~10,000円(年齢やコース、指導者によって異なります)と年会費12,000円(上半期6,000円、下半期6,000円)
を頂戴しております。また親子割引き、兄弟割引き等もございます。

それ以外での積立金や協会費、チケット等の強制的な購入、ノルマ等は一切ございません。 舞台に出演される方(勿論、強制ではなく任意参加が基本です)には当会指定の和装と洋装の二着をご用意して頂きます。詳細はお問い合わせ下さい。

A:この質問は最近意外にも多く、少し詳しくご説明させて頂きます。
 まず、津軽三味線の金額に関しては木の材質によって様々ですが、安くても10万円前後、最も高くて200万円もしないでしょう。
演奏家の中には「俺の三味線は300万円だ!500万円だ!」と言われる方や「高級車が買えるくらい」と表現される方も散見しますがまずあり得ません。貴重な木材である事は確かですし、職人の技術が練り込まれている事を鑑みても興味の無い人からしてみればただの木材です。価値というものは買い手に伝わってこそ初めて価値となります。

 買い手が理解出来ないような価値は売り手にとって価値があるだけで買い手にとって価値はありません。売り手のエゴと買い手の見栄に過ぎず、予算があるからといって先生の言いなりになってはいけません。

 なぜこのような事を申し上げるのかというと私共の会の生徒さんの中に何かしらの情報で楽器が高すぎる事を知り、断念せざるを得なかった方や子供がやりたいと言っているのに習わせてあげられなかった親御さんが大勢みえたからです。不正確な情報がこの方達の縁までも遠ざけたのです。

ある日先生から「あなた、そんなに上達したのだからそろそろもう少し上のランクの三味線持ちなさい。」と言われたらどうされますか?

先生が認めてくれたんだと喜んで何百万円もの三味線を購入出来ますか? 第一にして高い楽器を使って弾いたところでその楽器の最大限のパフォーマンスを出せるに至らないか、違いが判らない方も多いのではないでしょうか?弾き心地が良くなる位は判るでしょう。

逆に「私のレベルではどの程度の三味線が合っていますか?」や「インターネットで調べたのですがA店のあの三味線とB店のあの三味線は値段が一緒ですが先生はどちらが良いと思いますか?」等とある程度の予備知識を持った上で先生に相談されるのが賢明です。ご自身で大いに調べて納得して購入していただきたいものです。

三味線の流通は一般的には

製造元➡問屋さん(問屋を経由しない場合あり)➡三味線屋さん(小売店)➡ユーザー

といった流れを辿る訳ですが製造元が値段を高く設定して問屋さんや三味線屋さんに卸している訳ではありません。一番利益を上乗せするのは三味線屋さんでも無く三味線屋さんとユーザーの仲介に入る「先生」という事が殆どというのが現状です。(勿論そんな先生ばかりでは無いのは前提ですが。)

それが良いのか、悪いのか、当たり前なのか、暗黙のルールなのかは指導者の考え方によりけりなので敢えて触れないでおきますがここで一気に金額が跳ね上がります。

今の御時世に200万円を超えてくる様な三味線は2〜4割は仲介手数料か何か知りませんが先生の懐に入っていると思って間違いないでしょう。お金に余裕の無い方は色々な三味線屋さんに相見積もりをとってみたり、今の御時世ならSNSで色々な方と意見交換も出来ますので予備知識を得る事も出来るでしょう。

バブルの時代にはたいして高くもない三味線をもの凄い値段で買われた方が大勢見えます。その子供さんやお孫さんが三味線を持参し見学に見える方も大勢見てきましたが数十万円の粗悪な楽器を100万円や200万円で購入したという方の実に多いこと!(業界あるあるなのですが。)どんな物にでも適正な価格というものがあります。鑑定書等があれば納得もされるでしょうが実際のところは先生の言い値で買われた人が多いのではないでしょうか? 本当の三味線の値段や価値を知りたい方が見えましたらどうしてそんなに高いのかきちんと説明してくださる製造元の社長さんや三味線屋さんを紹介させていただきますので安心してご相談下さいませ。

また、バチも三味線と同じ事が言えますが材質によって1万円を切る物から数十万円を超えるものまであります。希少価値の高い材料を使うものも多い為、決して安くはありません。バチも三味線も象牙や金などの付加価値で金額が大きく上下します。

「糸巻きを象牙に変えたら音が良くなった」とか「金具を金に変えたら音色が変わった」というのはそのような気がしているだけに過ぎません。

ある大学の音工学の専門の教授と対談させていただいた事がありますが「自分の中にある感覚だけの問題で他人には判らないレベルである事、高い物を使って弾いているという高揚感からくる心理作用も加味されるが胴(太鼓の部分)をいくら改良しても三味線程度の大きさなら人間の耳では聴き取れないくらいの影響でしかない。故に比較的高い三味線に施されてる綾杉胴の内部構造は三味線の大きさからして音の良し悪しを左右する程の意味をなさない、皮の張り加減が胴に関して言うなれば全てである」と仰っていました。少しでも高級に、豪華にしなければという職人さんの拘りに過ぎなかった事が証明されたという事です。

 最近では数万円の安価な三味線も多く出回っていますが、すぐに使い物にならなくなり、修理代が多くかかり、かえって高くついてしまうということもあり慎重に選ばれた方がいいでしょう。バチはセラミック、木材、アクリル等様々な種類のものがありますが何といっても音色に直結するという点でべっ甲に勝る物はありません。お店によりますが、3万円程度からお求め頂けます。バチは値段よりも弾き易さで選んで下さい。

 人前で演奏するという事を前提にした楽器選びという点でいえば、最も堅い紅木の三味線とべっ甲バチ、ケース、その他付属品一式で35万円程度はどうしてもかかってしまうのが現状です。(近年は値上げ傾向です。)
三味線屋さんの年に数回のバーゲンセールも狙い目です。

 中古品も多く出回っておりますが、インターネットで購入されるのはどのような方が売っているのかわからない事も多く、あまりお勧め出来ませんが中には奇跡的にとても良い三味線をびっくりするような安さで出品される方も稀にいますので中古品に関しては特に信頼の置ける三味線屋さんや先生に相談されてのご購入をお勧めします。また、中古の三味線でも金具交換や磨きをかければ新品同様になる物もありますので新品で買われるより断然に安く購入出来ます。

A:楽器に関しては生ものですのでメンテナンスが必要不可欠である、ということは容易に想像出来ると思いますが、一番の出費はやはり胴(バチで叩く部分)の皮の張り替えで、約3~5万円程度かかります。

この皮の張り替えは初心者の方にとっては非常に難しい選択で、音色の善し悪しを決める非常に重要な部分なのです。
いくら高い三味線でも皮が強く貼っていなければ全く意味をなしませんし、安い三味線でもしっかりと皮が貼ってさえいれば、そこそこ鳴ってしまうどころか、高価な三味線と遜色ないレベルにまでなり得てさえしまいます。
※人工皮という選択肢もあります。最近の人工皮は飛躍的に技術が向上し、素人では音色の区別がつかない程になっています。詳細はお問い合わせください。

皮について

は貼り具合によって数ヶ月持たないものもあれば半永久的に破れない物まで様々です。
良い音を追求するのであれば比例して破れる確率も高くなったり、職人さんによったり、気候によったり、保管の仕方によっても変わってきます。
一度”鳴る”三味線を体験してしまうと後戻り出来なくなってしまう人が殆どですが、皮に当たり外れがあるのも確かで、良く鳴るのに何年も破れないものもあれば保管の状態次第では、何の予兆もなしに破れてしまう物まであり、様々です。

バチと糸について

バチと糸も消耗品で、きちんとバチで糸を叩けないうちは糸も切れませんしバチも減りませんが、上達するにつれて(個人差はありますが)特に糸は交換する頻度が増えます。
三本あるうちの真ん中の糸(二の糸)は特に切れやすく、最も出費の機会が多くなります。
お店によってまちまちですが絹糸での太い糸(一の糸)が1000円前後、真ん中の糸(二の糸)が200円前後、細い糸(三の糸)がナイロン製で100円以下で購入出来ます。
※非常に切れにくいテトロンの糸もありますが、バチと棹が傷みやすくなります。

また棹の部分が糸との摩擦、瓜との摩擦により次第に木が減ってしまい綺麗な音色が出なくなってしまう(カンベリといいます)ため、その都度メンテナンスが必要となります。
この修理・メンテナンスに約1~2万円程かかり、安い三味線ほど木の材質が柔らかい為目減りが速く、消耗が激しいため修理代がかさんでしまうのはこういった事情なのです。

このように維持費を連ねてみますとかなり厄介な楽器であることに違いはありませんがどこかで妥協することも必要ですし、扱い方次第では安く済ませることも出来ます。
棹と胴さえしっかりした物を手にしておけば後からいかようにもバージョンアップ出来るということも三味線の特徴であると言えます。

 

A:中古品やアウトレット品(勿論演奏に支障のないもの)は10万円台の安価なものも多く出回っていますのでこちらもお勧めです。

 しかし先生や知人の方から譲り受ける場合は慎重になった方がいいでしょう。
知らないのをいいことに高額で売りつけられたという例をしばしば耳にするからです。

 インターネット等で事前に予備知識を入手した上で慎重に判断されることをおすすめします。
また、よく分からずに中古である程度高額な三味線を購入するのであれば、新品を買われた方が賢明です。

 また、よくある例ですが、家にあった三味線自体が津軽三味線ではない場合がほとんどです。
それは、細棹(ほそざお)、中棹(ちゅうざお)と呼ばれる三味線の種類なのですが、太棹である津軽三味線とは、見た目、大きさ、重さ、バチが異なります。
楽しむ程度であれば支障ありませんが、津軽三味線の特徴である、ダイナミックな音色を出すことが難しいため、物足りなさを感じてしまう方がほとんどです。

当会では、レンタルで借りてみて要領を掴み、続けられそうだなと判断された時に購入する方もいますし、最初から思い切って購入してしまう方もいらっしゃいます

 いずれにせよ、お金のかかる事ですので慎重にご検討下さい。
地方によって、または三味線店によって三味線の金額はまちまちです。
最適な三味線店をご紹介させて頂くことも可能ですし、またそういった相談も承ります。

A.全く問題ありません。
楽器を弾くという事がボケ防止にどれだけの効果を及ぼすかを詳しく説明させていただきますが、例えば、スポーツなどは、競技の内容によっては体力的に一生涯続けることが難しいものがあります。

 それにスポーツの場合は、年を重ねていくと体力の低下や衰えを感じて、年とともに技術(スキル)を向上させていくこともなかなか難しいと思いますが、何かしらの楽器(吹奏楽器は除く)演奏に関しては、体力の低下などの影響はほとんど受けません。

 むしろ反対に、長年弾き続けるほどにテクニックの向上も望めますし、色んな経験を通して味のある演奏をすることも可能となってきます。

 楽器を演奏するという事は、そうやって人の心を豊かにしてくれますし、演奏面でも成長して一生涯の友達として接することができます。

 楽器の演奏は、味覚と嗅覚を除いた五感(視覚・聴覚・触覚)をフルに活用します。それが脳にとってはとても良い刺激になります。

 スコットランドのセント・アンドルーズ大学 がおこなった調査では、 楽器を演奏することはボケ防止(認知症やうつ病予防)に効果的だとの 結果を発表しました。

 アマチュアの音楽家と楽器未経験者を対象に単純な知能テストを受けた結果、 例えハイレベルでなくても普通に楽器を演奏できる人は、そうでない人と比べて 全体的に頭脳明晰で、間違いを発見して修正する速度が速く正確度も高いとのことが明らかになりました。

 調査を率いたInes Jentzsch氏いわく「間違いを見つけて直す」というような 脳のプロセスは、老化からくる認知症やうつ病などを発症する時に 一番最初に影響を受ける所だそうです。

 だからこそ三味線などの楽器を演奏することでこの第一段階を遅らせる、 もしくは食い止められれば、脳の衰えも防止できる可能性もあるという事です。

 在籍されている高齢の会員さんを是非とも御覧になっていただきたいです。皆さんそれぞれ年齢不相応にお若く本当に輝いていますよ。

 ある敬老会の舞台で私共が演奏でお邪魔した事がきっかけで三味線を始められた当時82歳だった方が2年後の84歳の時にはその敬老会で御自身が演奏を披露され、86歳の時には全国大会にまで出場された例もあります。

 何かを身につけたい、誰かをあっと言わせたいと思うこと自体がすでにボケ防止になっていると思いますのであとは実行してみましょう!

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執筆者:

もてぎ三絃道

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